"FRFRスピーカーは11まで上がります" 

どのHeadrushのスピーカーもそうですが、どのタイミングで11まで上げていいのか、そしていつ上げない方がいいのかを知ることが重要です。その判別が出来るか出来ないかの違いは、単純にゲインステージングが出来るかどうかで変わってきます。


ラインレベルソース 


ラインレベルのソースとは、ギター、ミキサー、DJコントローラー、電子ドラムキットなどです。基本的にプリアンプを必要としないものであれば何でも構いません。ラインレベル入力を持つデバイスは、ハイゲインとローゲインに分けられます。


ハイゲイン - ミキサー、DJコントローラー、ギター用ペダル、お持ちのアンプから再生される音楽。一般的な経験則として、ゲイン設定とボリューム設定の両方があるものは、ハイゲインなデバイスになる可能性があります。そのため、FRFR-112のボリュームは、再生する信号に応じて、最大でも5~8程度に抑えたいところです。


通常のライン入力の場合、スピーカー内部のアンプがすでに0 dBのスレッショルド(DJミキサーやレコーディング・ソフトウェアを使用している場合、0 dBはすでにフェーダーがイエローに当たる適正な音量)で入ってくる信号をブーストし、増幅しています。ハイゲインの信号が入力されると、アンプはそのゲインをさらに倍増させます。スピーカーへの入力信号が限界まで届いていなくても、いったん増幅されると、スピーカーのドライバー自体にダメージを与える可能性があります。これは特にオーバードライブやディストーションのゲインに当てはまり、ファズ効果を得るためにそれらの周波数を爆発させます。


ローゲイン - アコースティックギター、MP3プレーヤー、業務用プレーヤー、ドラムキットなど、ボリュームノブしかないもの。アコースティックギターやMP3プレーヤーのような弱いソースは、11まで上げることができます。


ただし、ミキサーを通した場合は、直接接続と同じようには扱わないでください。例えば、アコースティックギターをミキサーに入力すると、ミキサーがその信号にゲインレベルを加えるため、ハイゲインソースとして扱わなければなりません。その場合、FRFRのゲインを下げて補正する必要があります。


Contourスイッチについて

Contourスイッチは、スピーカーに内蔵された、高域と低域に+3 dBを追加するちょっとしたオーディオ補正機能です。ハイゲイン信号でスピーカーをフルボリュームで使用したくない理由のひとつは、Contourスイッチがサウンドに余分なレスポンスを加えることで、スピーカーの限界を超える可能性があるからです。マニュアルに記載されているように、Contourがオフであれば、この記事で提案した以上の音量でスピーカーを使用しても問題ありませんが、スピーカーに入力されるご自身のゲインに注意し、入力される音のバランスを保つようにしてください。


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